1949-04-27 第5回国会 参議院 逓信委員会 第5号
こういうふうにして、その当時の八千二百万円を現在の價格に直しますと六十億から七十億になると思うのでありますが、それだけのものを昭和十年から十八年に一般会計に繰入れておつた、その間、遞信從業員は安い賃金で、而も局内の設備といい、労働その他については非常に恵まれない状態に置かれた。
こういうふうにして、その当時の八千二百万円を現在の價格に直しますと六十億から七十億になると思うのでありますが、それだけのものを昭和十年から十八年に一般会計に繰入れておつた、その間、遞信從業員は安い賃金で、而も局内の設備といい、労働その他については非常に恵まれない状態に置かれた。
ずつと昔の郵便事業は郵便葉書だけで黒字であつた時代があつたというのは、それはマルクス流に行けば非常に搾取、数十万の遞信從業員が搾取されておつた。
○重井委員 それから長官にお尋ねしたいのでございますが、タバコ專賣局の從業員の人々は、他の鉄道從業員あるいは遞信從業員と一應同じような待遇を受けておると思いますが、塩業関係の從業員の場合、現場の人々、これはかなり封建的な組織によりまして、現在從事されておると思います。
○委員長(深水六郎君) 外に御質疑の方はありませんか、細かいことですが、ちよつと政府委員の方にお伺いしますけれども、今までの遞信從業員に対する教育の一人当りの費用というものは大体どの見当になつておつたかということと、それから従つて本法案が施行されれば経費はどのくらい節約になるかというような点、或いは今まで無線電信講習所の費用というのは通信事業特別会計が負担しておつたのか、或いは若しも負担しておつたならばどのくらいであつたか
只今國會に提出されておりまする遞信職員訓練法案は、遞信從業員の質的低下を來すものであるとして、強硬に反對しておることは、すでに皆さんも御承知の通りであります。恐らく皆様方の方へもいろいろ申出ておることと思いまするが、各方面に向つて廣く反對運動を展開しておるような状態であります。 次には通信料金値上げに對する反對であります。
國家財政の今日を考慮いたし、又通信機關の非常な重大性に鑑みて、徒らにストライキをやるがごときことは避けなければならんということを、眞面目に考えておつてくれる從業員が相當ございまするのでありまして、遞信從業員組合四十萬悉く赤化しておるわけでは、私、ないという確信いたして、大部分は極めて健全であると思うのでございまするが、遺憾ながら我が國の現在の民主化は未だ板に附かないものがございまして、役員選擧その他等
もう一つは遞信省総務局關係の「遞信從業員住宅新築工事」の件でありますが、これは只今まで各省に亙りまして年度の區分を紊つた、即ち年度違いの支出をした、その年度、二十一年度でできなかつたものをできたようにして支拂いされたという案件と同じでありまして、今年度は総計十六件これと同じようなものがあるのでありますが、その中の本件は二件これに相當するのであります。
勞働組合法竝びに勞調法によりまして、遞信從業員が爭議行爲をいたしますことは、或る制限はございまするが合法的に認められておりまするので、同盟罷業といつたようなものが通信事業の間に起りますことは、勿論私共としてはできるだけ避けなければならないのでございまするが、又止むを得ない事情もここにあるのでございます。
○油井賢太郎君 實は先般來の遞信從業員のストライキ問題に關連することでございますが、最近の新聞等において電話のストのために火災報知が遅れた、或いは急病人が醫者を呼ぶのに間に合わなかつたという非難が頻々として掲載されておるのであります。
その案文は、「議員買收聲明及び記事の取消」という題で「十二月十六日附全遞信從業員組合の聲明書及び十二月二十九日附本紙の特連が職員を買收した云々の記事は單なる噂又は想像により事實の根據に基かないものであるから全部之を取消す。なお同記事中水橋参議院議員談とあるのは誤りであつて、これがため御迷惑を被つた通信委員の方々及び水橋議員に對し深く陳謝の意を表します。」
昭和二十三年二月四日(水曜日) 午前十一時八分開會 ————————————— 本日の會議に付した事件 ○全遞新聞記事及び全遞信從業員組合 の聲明に關する件 —————————————
では土橋君にお尋ねをいたしたいのですが、一九四七年十二月、日にちは入つておりませんが、全遞信從業員組合の聲明書として御發表になりました全國に對するこの聲明書の中に、「制定の撤廢の聲に驚いた全國特定局長連合會幹部は國會に卑劣極まる買收等の手段を以て働きかけ、衆議院通信委員會を押し切つた。」
鈴木 順一君 油井賢太郎君 尾崎 行輝君 井上なつゑ君 新谷寅三郎君 藤田 芳雄君 政府委員 遞信事務官 (郵便局長) 小笠原光壽君 遞信事務官 (電務局長) 中山 次郎君 證人 全遞新聞發行責 任者 濱 武司君 全遞信從業員組
特定郵便局廢止に關する陳情 陳情者香川縣昭和郵便局内小川文四郎外五百三十六名、 歎願書 官廳機構の民主的改革は、特定郵便局制度を撤廢するの要眞に緊切なるものあるにつき、吾等特定局從業員十四萬人は勿論、全遞信從業員四十萬人は眞に血の叫びとして本運動を展開中なるも、今にこれが具現を見ざるは誠に慨嘆に堪えず、よつてここに理由の一端を述べ、撤廢の促進を歎願す。
この場合は、ほんとうに國民の公僕として親切なサービスをするということは、遞信從業員が常に心がけなければならない點であまりす。こういう點で、御指摘のようにこれは遞信從業員ばかりでありませんが、一般の傾向として、非常にこのサービスの低下ということは認められるのであります。
○柴田公述人 私全遞信從業員組合の交渉部長であります柴田であります。昭和二十二年度の追加豫算に對しまする私どもの意見といたしまして、いささか時間を拜借できますことは、まことに光榮に存ずるのであります。
少しの差別もありませんし、いろいろ仕事の差異で派手だとか地味だとかいう差はあるでしようが、待遇の點においては遞信從業員に差別をつけるという考えも無論ありませんし、又そういうことにはなつておりませんが、まあ今後の待遇改善は、電氣通信關係、郵務關係と切り離したものでなしに、全體として待遇改善をして行きたいという考えで今努力しておる次第であります。お答えいたします。
郵便局設置の請願(的 場金右衞門君紹介)(第八〇八號) 二 會津高田驛前に郵便局設置の請願(原孝吉 君外一名紹介)(第一〇三四號) 三 特定郵便局制度存續の請願外二件(明禮輝 三郎君外八名紹介)(第一〇三六號) 四 佐野郵便局電話局舎新築竝びに交換方式改 善の請願(大澤嘉平治君外一名紹介)(第一〇 三九號) 五 民間放送事業に關する請願(大宮伍三郎君 紹介)(第一〇七〇號) 遞信從業員集團缺勤問題
林百郎委員から、遞信從業員の集團缺勤問題に關する官側の事後の處置について緊急質問の通告がきております。本日は議案が相當山積しておりますので、時間の關係上約十五分くらいの制限においてこれを許したいと思います。いかがですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浦島政府委員 當面問題となつておりまする東京中央郵便局を中心としました遞信從業員の集團缺勤の状況につきましては、新聞においても一部發表せられておりますし、また先日の勞働委員会、あるいは衆議院の本會議におきまして遞信大臣から詳細にわたつてお話をしておられるのでありますが、なおこの機會にはなはだ僭越でございますが、私から今日までの概況を御説明申し上げたいと思うのであります。
柳澤郵便局に電信電話事務開始の請願(明 禮輝三郎君紹介)(第八六三號) 三 窪川局、大正局間直通電話架設の請願(長 野長廣君紹介)(第八九三號) 四 西郷村に郵便局設置の請願(飯村泉君紹 介)(第九三五號) 五 特定郵便局制度存續に請願(明禮輝三郎君 外八名紹介)(第九九一號) 六 歌垣郵便局に電信電話事務開始の請願(前 田種男君外二名紹介)(第九九七號) 遞信從業員
○千賀委員長代理 續きまして日程を追加いたしまして、遞信從業員の集團缺勤につきまして、さいわい政府委員の浦島勞務局長が出席でありまするから、その經過を伺うことにいたします。この問題は國民あげて非常に心配をし、注意をいたしておるところで、ほとんど營業の根底が覆つておるような向きが非常に多いので、さだめて委員諸君も御心配だろうと思います。政府委員の説明を求めます。
○水谷國務大臣 ただいま前田さんは遞信從業員の例をとられました。なるほど現在とられている形に對しては、私も非常に遺憾に思いますが、これは一時の現象でありまして、われわれが考えておるのは、全體を通じて一般的の現象として述べているのであります。
○前田(正)委員 今のお話は、この法案のような管理方式で増産意欲があがるということでありますが、この間の質問に對しても、實は國家的な觀念が高まつて増産意欲があがるのではないか、こういうことを御返答になつているように思うのでありますが、過日來やかましくなつておる遞信從業員の爭議等を見ましても、國家管理にしたら、必ず國家意識が高まつて、増産意欲があがつてくるというものではないと思うのでありまして、この法案
○林(百)委員 私の質問は、大體遞信從業員が中央勞働委員會に提訴している問題が解決する間、焦眉の念に間に合わせるためにこの際千五百圓を支給しろという中央勞働委員會の勧告であつたが、遞信從業員の生活が非常に困窮に陥つているというこのことを遞信大臣は認めるかどうか。またそれを救うためにこの際何らかの形で現金を給與してやるという必要を認めるかということです。
こう申したのでありまして、私たちは遞信從業員を管理する立場から、遞信從業員の生活状態には非常な關心をもち、われわれとして絶えず改善を考えていることを申すまでもない。
○林(百)委員 遞信大臣の報告によりますと、一應この缺勤に對する危機は切抜けたような報告でありますが遞信從業員の實情から申しますと、本件が發生した根本原因であるところの、生活の問題についての改善の手は何ら打たれておらないのであります。從つてこの際、一應集團缺勤ということについて、かりに政府報告の通りにこれを信頼するとしても、事態は本質的には何ら解決されておらないと思うのであります。
目下遞信從業員のほとんど大半は住宅難で苦しんでおります。これが遞信事業運營上に及ぼす景響等も多大なものでありますから、一日も早くそういう不便のないようにということは、前々から心がけておつたところですが、さいわいにしてこういうものがあれば、世に拂い下げるよりも局内におれる從業員の待遇の方に向けることが、普通の考え方なのでございます。
特別加配米というのは、あの時だけの處置でございまして、これは買出やその他のためにその職場を離れる者が續出しておつて、かくしては遞信事務及び鐵道事務が停頓して、運輸通信が局部的に麻痺状態に陥る危險が多分にあるというので、臨機の處置としてそういうことの起り得る地方、また特に東京方面と比べて物價が非常に高い地域、たとえば京阪神であるとか、北九州であるとか、北海道であるとかいうような地方において働いている遞信從業員
日本の敗戰の現實の状況が、あらゆる部面に波及したというのが現實で姿であつて、ひとり遞信從業員の質の低下なんという小さな問題ではなくして、日本の今日の非常に不幸な状況がそうさせているのだと私は思います。
○野上委員 私は勞働關係に關して二、三局長にお伺いしたのですが、先般遞信從業員組合から七月十六日附で大臣に對して要求が出されておるわけであります。それに對して遞信大臣の名前で、囘答が去る二十三日になされました。一應この基準はきまりましたのが、今日の遞信從業員諸君の惱みは——單に遞信從業員に限るものではありませんが、一般の勤勞階級の生活がきわめて窮迫した困難な状態を續けておる。
これは新規採用しないことによつて、大體豫算でとつてある人員に對する金額を浮び上らせるのだという話でありますが、大體遞信省と遞信從業員組合との勞働協約によると、遞信從業員組合の方では六十萬人と要求したのを協議の結果四十六萬程度の増加に止めておくという勞働協約ができているのだと思うのだけれども、その勞働協約を無視して新規採用をしないのかどうか。